ぼくの連載は、
ぼくがTwitterに投稿する元ネタを 徒然なるままに書き連ね、
その文章がどのようなツイートに変化したのかを
楽しんで頂くというものです。
今回は、 95歳のおばあさんの恋の話です。
【元ネタ】
ある日、急な体調不良により、職員が1人欠勤した。
普段は特別養護老人ホームで
介護職の管理業務をしているぼくが、
フロアのヘルプに入り、
入居者様のナースコールを対応する事になった。
そのフロアには、
普段からぼくを気に入って下さっているY様という95歳の女性がいる。
「部長さんの笑顔が素敵やわ」と、他の職員に言っているらしい。
そのかたがトイレに入っているので、
コールがなったら様子を伺ってほしいと、
休憩に入る前の女性職員に言われていた。
トイレからコールが鳴った。
トントン、ノックしてトイレをのぞく。
ドアのスキマからY様と目が合う。
「あっ、部長さん…」と照れ笑い。
「お手伝いさせて頂きますね」、と笑顔で伝えると、
「部長さんにしてもらうの気の毒やわぁ」とモジモジ。
「わかりました。他の職員さん呼んできますね」と伝えるとホッとした表情をされた。
フロアにいる他の女性職員に事情を説明し、
Y様のトイレ介助をお願いした。